フェリス

概要

 2086年に発表されて世に出た初めてのトランスヒューマンがフェリスモデルです。遺伝子操作を受けた人間には当初人権が制限されていた為、その証として猫耳と尾を付加されています。
 フェリスは愛称として「バイオネコミミ」、または単に「ネコミミ」と呼ばれる場合が多いです。

 猫耳と尾の形成にはネコの遺伝子を一切導入していない為、生物学的にはネコとの関連は一切ありません。

軍用フェリスモデル

 一般的には存在を秘匿されていた、初の量産型トランスヒューマンです。
 瞬発力を中心に強化された、パイロット及び特殊部隊向け軍事用トランスヒューマンとして調整されています。癖の無い能力を持ち、万能に様々なスキルに向きますが、本来の目的であるパイロット、スカウトにした場合にその真価を発揮する事になります。

 活動のためには人間よりも多量のエネルギーを消費する為、安価な油脂主体の食事によりエネルギー補給を行う前提の設計となっており、軍用フェリスモデル専用の補給品として缶詰の油脂食品が提供されていました。

民生用フェリスモデル

 表向きには、初めて世に出たトランスヒューマンという事になっています。
 労働力や、耳と尾以外は自由に操作可能な容姿を活かした活動に従事させる目的を大々的に宣伝され、結果急激にその人口を増やしていきました。